今回はこのような疑問を解決していきます。
この記事の内容
・リスティング広告の6種類のCV(コンバージョン)とは
・リスティング広告のCV(コンバージョン)を増やす"たった2つ"の方法
リスティング広告を運用するにあたって、CV(コンバージョン)を獲得する事は最も重要な任務の1つと言えるでしょう。
今回は、6種類のCV(コンバージョン)とは何か?そしてCV(コンバージョン)を増やす方法をご紹介します。
もくじ
CV(コンバージョン)とは
そもそも、リスティング広告におけるCV(コンバージョン)とは何かを説明します。
CV(コンバージョン)とは、成果地点を指します。
CV(コンバージョン)の例を挙げると下記のようなものがあります。
・商品購入
・会員登録
・資料請求
・お問い合わせ
・来店
そして、何をCV(コンバージョン)とするか、リスティング広告を配信する前に決めておく事が大切です。
なぜなら、明確な成果を決めないままに広告を運用してしまうと、費用に見合った成果が出ているのか確認する事が難しくなってしまうからです。
CVを増やし、最大化を目指す為にも明確な成果を事前に決めておく事が大切です。
リスティング広告の6種類のCV(コンバージョン)とは
ここまでで、リスティング広告のCV(コンバージョン)について大まかに理解できたと思います。
次はCV(コンバージョン)の計測法の種類について説明します。
CV(コンバージョン)には、下記の6種類の計測法が存在します。
リスティング広告の6種類のCV(コンバージョン)
・ユニークコンバージョン
・総コンバージョン
・クイックスルーコンバージョン
・ビュースルーコンバージョン
・直接コンバージョン
・関節コンバージョン
それでは順にCV(コンバージョン)の計測法について説明していきます。
リスティング広告でCV(コンバージョン)の種類を理解することは、正確に広告の成果を確認するのに必要です。
計測方法によってCVの価値が変わってくるため、正しく理解しましょう。
ユニークコンバージョン
ユニークコンバージョンとは、1人のユーザーが複数回CVコンバージョンに至ったとしても、CV(コンバージョン)は1回と計測されます。
総コンバージョン
総コンバージョンとは、複数回コンバージョンに至った場合、全て回数として計測されます。
1回の広告クリックから3回CVが生まれたら、総コンバージョン数3となります。
クリックスルーコンバージョン
クイックスルーコンバージョンとは、広告をクリックされてからすぐにCVに至らなかったけど、時間が経ってからCVに至った場合、クイックスルーコンバージョンとして計測されます。
ビュースルーコンバージョン
ビュースルーコンバージョンとは、広告を見たけど、クリックされず、その後に自然検索などを通してCVに至った場合に計測されます。
直接(ラストクリック)コンバージョン
直接コンバージョンとは、コンバージョンに至った最後の接点を計測します。
関節(アシスト)コンバージョン
関節コンバージョンとは、最後にCVに至った接点ではなく、広告がクリックされ、その後自然検索やメルマガ、またはもう一度広告がクリックされ、CVに至った場合に、最初の広告または中間の接点を計測します。
リスティング広告でCV(コンバージョン)を増やす方法
ここまでで、リスティング広告におけるCV(コンバージョン)の種類について理解することができたと思います。
ここからは、Web広告運用者の使命の一つといえる、CVを増やす方法について説明します。皆さん難しく考えがちですが、CVを増やす方法は意外と単純なのです。
実はCVを増やす方法は下記の2つのみです。
リスティング広告でCV(コンバージョン)を増やす2つの方法
・CVRを上げる
・クリック数を増やす
まず、CV(コンバージョン)を因数分解してみましょう。
CV=クリック数×CVR(コンバージョン率)
CVを形成している要素は、クリック数とCVR(コンバージョン率)の2つのみです。
つまり、CVを増やす方法はクリック数を増やすか、CVR(コンバージョン率)を上げればよいのです。
リスティング広告でCVを増やす方法1.CVR(コンバージョン率)を上げる
CVR(コンバージョン率)とは、クリック数に対してCV(コンバージョン)に至った割合を意味します。
CVR(コンバージョン率)を因数分解すると下記のようになります。
CVR(コンバージョン率)=CV(コンバージョン)÷クリック数
それでは、実際にCVRを上げる方法について説明していきます。
CVRを上げる方法は大きく分けると下記のようなものが挙げられるでしょう。
CVR(コンバージョン率)を挙げる方法
・クリエイティブを改善する(広告文や広告表示オプション)
・ランディングページを改善する
・不要なクリックを減らす
・獲得確立の高いおオーディエンスに配信
・商材自体を見直す。
クリエイティブを改善する(広告文、バナー、広告表示オプションなど)
広告文や、バナーなどを改善し、CVR(コンバージョン率)を上昇させる施策です。
どういった文言がユーザーに刺さるか?
または、LPとの親和性のとれた広告文を作れているか?
などを意識して、広告文やバナーなどを改善しましょう。
ランディングページを改善する
LPはユーザーの使いやすさを考えて設計されているか見直しましょう。
ボタンは見づらくないか?
キャッチコピーは見やすい位置にあるか?
など、ユーザーの使いやすさ目線からしっかりと設計する必要があります。
また、他社競合のLPなどもリサーチして分析することによって、自社のLPに足りないモノや、自社がもっとアピールするべきポイントなどが見えてくるでしょう。
不要なクリックを減らす
CVに至ることのない無駄なクリックを増やすことでCVR(コンバージョン率を上げることが出ます。
例えば、商材と関係のないキーワードで広告が表示されている場合は、そのキーワードを除外設定したり、目標CPAを超えてしまっているキーワードを停止したりします。
そうすることで、CVR(コンバージョン率)を上昇させ、結果的にCVを増やすことになります。
獲得確率の高いユーザーに配信
Google広告やYhaoo広告では、ユーザー属性やオーディエンスなどに入札を強めたり、
CV(コンバージョン)に至る確率の高い場合は、配信を停止したり、入札を弱めることでCVR(コンバージョン率)を高めることができます。
商材自体を見直す
そして最後は、商材自体を見直すことでCVR(コンバージョン率)を上げる方法です。
商材の価格は適切か?セールスポイントは明確にできているか?
または、ビジネスそのものを見直しましょう。
商材ありきのリスティング広告なので、商材の価値を高めることはCVR(コンバージョン率)を高め、最終的にはリスティング広告でのCV数増加に繋がります。
リスティング広告でCVを増やす方法2.クリック数を増やす
リスティング広告でCVを増やす方法の2つ目は、クリック数を増やすことです。
クリック数を増やす方法について説明しましょう。
まず初めに、クリック数を因数分解してみましょう
クリック数=表示回数×CTR(クリック率)
クリック数を増やすには表示回数を増やすか、CTR(クリック率)を上げるかの2つの方法のみになります。
表示回数を増やす
広告の表示回数を増やす方法はインプレッションシェアを上げるか、ターゲット層を広げる必要があります。
インプレッションシェアを上げる為には広告ランクを上げるか、一日の予算設定を上げることが必要です。
広告の品質を高めたり、入札単価を上げたりすることで、広告ランクをあげる事が可能になります。
CTR(クリック率)を上げる
CTR(クリック率)を上げることにより、クリック数を増加させることが可能です。
リスティング広告でクリック率を上げるには広告文などのクリエイティブがとても重要です。
魅力的で思わずクリックしたくなるような広告文を作成することが重要です。
しかし、注意が必要です。
実際の商品を話を盛りすぎて広告文を作成してしまった場合は、クリック率は上昇する可能性がありますが、CVRが下がってしまう可能性もあります。
そのため、実際の商品を等身大かつ、魅力が伝わりやすいような広告文を作成する必要があります。
広告文のほかに、広告表示オプションを追加することによってCTR(クリック率)を高めることが可能です。
まとめ:リスティング広告のCV(コンバージョン)の増やし方は2つのみ
この記事を読むことで、リスティング広告におけるCVとは何か、そしてCV(コンバージョン)を増やす方法を理解することができたと思います。
正しいCVの計測方法を知ることによって、リスティング広告の適切な評価を行うことができるようになります。
ですので、まずはリスティング広告のCV(コンバージョン)の種類について理解し、その次に、リスティング広告でCV(コンバージョン)を増やす方法を理解しましょう。
そして、リスティング広告でCV(コンバージョン)を増やす方法で大切なのは、因数分解して考える思考方法です。
因数分解することによって、どこが改善幅が大きいか見極め、どこを改善するべきかを見つけ出しましょう。
最後にこの記事をまとめておきます。
リスティング広告のCV(コンバージョン)とは成果地点
・商品購入
・会員登録
・資料請求
・お問い合わせ
・来店
など
リスティング広告でCV(コンバージョン)を増やす方法は2つのみ
CV=クリック数×CVR
・クリック数を増やす
・CVR(コンバージョン率)を上げる