今回はこのような悩みを解決していきます。
この記事の内容
・現役のWeb広告運用者が激務の真実を暴露
・Web広告運用者の3つのキャリアアップ
Webマーケティング会社でリスティング広告やSNS広告を担当し、実際に広告運用している僕の、普段の業務内容についてお話しします。
なぜWeb広告業界は大変、辛いと言わているのかについてもお話ししています。
もくじ
Web広告運用とは?
まずはじめに、Web広告運用とは何を説明しましょう。
Web広告運用とは、インターネット上の広告を運用するお仕事です。
インターネットの広告には下記のようなものがあります。
・Google広告
・Yahoo広告
・Youtube広告
・Facebook広告
・Twitter広告
上記のWebの広告は月極め広告のような月額〇〇円と決められた金額で掲載されるのではなく、1クリック〇〇円と費用がかかります。
そして、その構造は複雑で、ターゲットユーザーやキーワードの絞り込み、クリック単価の調整など、日々の運用が必要になります。
Web広告運用の仕事は、上記のような媒体に配信する広告を運用することになります。
それでは私が行っている、実際の詳しい業務内容について説明していきます。
Web広告運用は激務?実際に働く僕の業務をご紹介
それでは実際にWebマーケティング会社で広告運用を担当している僕の、仕事内容について説明していきます。
激務と言われる、広告運用の仕事ですが、実際はどんな仕事内容なのか説明していきます。
Web広告運用は激務?その1.仕事内容
Web広告運用の仕事内容は大きく分けると下記の4つになります。
・クリエイティブの作成
・広告の入稿
・アカウントの調整
・レポートの作成
そして、この4つの仕事をエンドレスで行います。
意外と、単純なお仕事です。
もちろん、広告などのクリエイティブの作成や、マーケティング戦略などしっかり思考しなくてはならない部分もあります。
クリエイティブの作成
クリエイティブの作成とは、広告文や広告画像の作成です。
クライアントの要望や、商材のセールスポイントなどを際立たせる、広告文を作成します。
僕の場合は、広告画像については、ワイヤーフレームと言われる設計図を作成し、バナー作成チームに回します。
広告の入稿
出来上がった広告文をWeb上にアップロードします。
Google広告、Yahoo広告、FacebookなどのSNS広告、全て媒体ごとに管理画面が異なります。
そのため、不慣れなうちは、どこにどんな機能があるのか分からず、混乱してしまうかもしれません。
しかし、主にGoogle広告がメインになっていることがほとんどで、Google広告の管理画面の使い方に慣れてしまえば、構造は他の媒体も似ているので比較的簡単に慣れることができます。
アカウントの調整
Web広告運用は日々のアカウントの調整が重要です。
アカウントの調整を怠ると、ターゲットでないユーザーに広告が表示され、無駄な広告費を出してしまったり、成果が出なかったりします。
そのため、日々アカウントをチェックし、無駄な配信はしていないかなど、数値を見て判断していく必要があります。
レポートの作成
月ごとや週ごとに成果レポートを作成します。
成果レポートを作り、クライアントに成果を報告する必要があります。
実際に広告を配信してみてどうだったか、どのキーワードや広告文が成果が良かったか、悪かったか、施策の結果、どこの数字がどう変わったか、などを確認します。
その後、ここを改善すれば、成果が上がるのではないかと仮説を立て、クリエイティブの作成や、アカウントを調整します。
Web広告運用は激務?その2.残業時間
次は、Web広告運用の仕事は激務と言われる中、実際僕はどれだけ残業しているのか、お話します。
ちなみに、僕が勤務する会社はざっとこんな感じです。
・会社規模 10人未満
・1人の担当アカウントは10個未満
・勤務時間11時〜19時
本題ですが、1日の残業時間は30分以内です。もちろん定時に帰れる日も結構あります。
というのも、Web広告運用の仕事で忙しいのは、前月の成果レポート作成の月初と、広告の差し替えの時期ぐらいです。
ですので、月初は1〜2時間の残業はありますが、月の中頃からは定時に帰れることがほとんどです。
でも、「Web広告運用は激務だ!」
と言う方がいます。
実際、激務の会社もあります。
それはなぜか?
その答えは、1人に対する担当アカウント数がカギになります。
僕の会社では1人につき、10個以内のアカウントを持つことになります。
つまり、クライアントは10社以内ということです。
大手企業になると、1人で何十個もアカウントを持つことがザラにあります。
中小企業になると、1人10社以内で、細かくアカウントを見るという手法をとっている会社が多いイメージです。
何十個もアカウントを持ったらおそらく、僕も「Web広告運用は激務だ!!!」
と言ってしまうと思います。
次は、実際にWeb広告運用の仕事をしている僕が感じる、辛い事と良い事をお話しします。
Web広告運用は激務?その3.辛い事
辛いと感じることは下記の2点です。
・成果が出ない時がある
・目が疲れる
成果が出ない時がある
これが1番辛いことですね。
アカウントで成果を出すために色々試行して、実行してみたけど成果に結びつかないことがあります。
これには自分というより、その商材そのものに原因があることもあります。
例えば、その商材に魅力が足りないものや、高すぎるものなど、、、
自分は最善を尽くしているが、結果がでない時はクライアントから圧を感じます、
そんな時は何故結果が出ないか仮説を立てて、施策を打ち、効果検証するをひたすらに繰り返すしかありません。
または、戦略そのものを変える必要がある場合もあります。
目が疲れる
「目が疲れる。」
これはデスクワークの宿命と言えるでしょう。
僕の会社では営業と広告運用者が分かれているため、広告運用担当は休憩以外はほぼPCの前に座っています。
僕はPCを触るのが好きなので、そんな苦痛に感じませんが、座りっぱなしが苦手な方はキツイかもしれません。
とはいえ、目に疲れは感じますね。
Web広告運用は激務?その4.良かったこと
良かったなと感じる点は下記の3点です。
・在宅ワークも可能
・仕事が楽しい
・マーケティングのスキルが身につく
在宅ワークも可能
広告運用の仕事は在宅でも可能です。
ネット環境のあるPCがあれば、いつでもどこでも仕事をすることができます。
実際に僕の会社でも体調の悪い日など在宅で仕事したい日は、家で仕事することも可能です。
ちなみにコロナ期間中はずっと在宅勤務でした。
仕事が楽しい
そして、何より仕事は楽しいです。
何が楽しいかというと、自分で考えた戦略がうまく行った時が一番楽しいです。
Web広告という性質上、数値で結果を確認することができるので、すぐに施策の良し悪しを判断することができます。
ですので、自分の施策が成功したかどうか確認でき、成功した時はすごく嬉しいですね。
マーケティングのスキルが身につく
Webマーケティングの知識が身につきます。
Webマーケティングの知識や考え方は、Webのみならず実際の世界でのマーケティングに共通します。
Web広告運用を通してマーケティングを学ぶことができるので、その後どんな職業に転職しても、マーケティングの知識を活かすことができます。
また、Web業界は、独立が成功する確率も高いと言われています。
今後独立するという場合も、マーケティングの知識は役に立つでしょう。
Web広告運用の平均年収
Web広告運用は激務だと言われていますが、それでもなお働き続けるには理由があります。
それは、平均年収の高さです。
下記が全業種での国民の平均年収です。
・20代 345万円
・30代 442万円
・40代 507万円
・50代~ 622万円
そして下記が広告運用者の平均年収です。
・20代 370万円
・30代 461万円
・40代 555万円
・50代~ 547万円
このことからも、50代の平均年収以外はWeb広告運用の平均年収が高いことが分かりますね。
仕事が辛いなと感じつつも広告運用の仕事を続ける理由の1つとして、平均年収の高さが挙げられるでしょう。
また、その後のキャリアアップも魅力的です。
Web広告運用者のキャリアアップ
広告運用者のキャリアアップや方向性について説明していきましょう。
Web広告運用者のキャリアアップは3つあります。
・大手へ転職
・独立する
・副業+本業
大手へ転職
中小で経験を積んで大手企業へ転職するパターンです。
先程、大手でのWeb広告運用は激務だと言いましたが、それでも、高収入なのは事実です。
また、大手企業は福利厚生が充実していたり、倒産の心配も少ないので大手への転職を現実的にありでしょう。
独立する
独立するパターンもあります。
数年Webマーケティング会社で広告運用のスキルを磨き、独立するというキャリアアップです。
実際、僕が勤務する会社の社長も数年Webマーケティング会社で広告運用を担当したのちに独立しています。
Web広告運用やマーケティングのスキルは一生モノなので、クライアントさえ見つけることができれば独立しても稼げる業種です。
収入の保証は無くなりますが、年収が底なしに増える可能性もあります。
副業+本業
そして、最後は本業+副業で稼ぐパターンです。
本業としてWebマーケティング会社に勤務し、副業でも本業で学んだスキルを活かして副業で広告運用をするパターンもあります。
「どうやって副業するの?案件ってとれるものなの?」
そう思う人は多いはずです。
今は、下記のような副業案件を紹介するサイトが存在します。
このようなサイトを利用することで、簡単に案件を見つけることができ、副業でも稼ぐことができます。
Web業界は副業OKの会社も多いので、副業で稼いでいる人も結構います。
本業のほかに月10万とか、20万円別ルートの収入があると心にも余裕ができますよね。
>>【初心者】Web広告運用の副業を始める方法3つ【収入Up +スキルUp】
まとめ:Web広告運用は会社によっては激務
以上がWeb広告運用は激務と言われる真相でした。
Web広告運用の仕事量は会社によって様々です。
会社選びのポイントは、1人に対してのアカウント数を1つの目安にすると、入社してから
「こんな辛いはずじゃなかった・・・」
なんて事を避けられるでしょう。
簡単にこの記事のまとめますね。
■Web広告運用の激務度は会社によって様々
■Web広告運用者のキャリアアップが魅力的!
・大手へ転職
・独立
・本業+副業